福江島採集記〜フクエマイマイカブリを求めて 後編〜
いやぁ〜!!北海道だけではなく、本州でもコロナの感染者が右肩上がりで、少々不安な今日この頃です〜😅
さてさて、今回は福江島採集記の後編です❗️まぁこの感染状況では、とてもいけませんが、9月は感染者数も減少していたので、いってきました(言い訳かも??笑)🙄
3日目
さてさて、夜通しバナナトラップやPT(ピットフォールトラップ)を徘徊して得られたマイマイカブリの数は・・・
5頭!😇
二人合わせても10頭と、かなり渋い結果に、、、。うーむ原因はイマイチわからないのですが、同行者のG君曰く、PTでの戦績が今回あまりにも悪いとのことでした。💩
以前G君が採集で成果を得た場所を紹介していただいたのですが、時期が少しずれていたこともあり、ほとんど成果が振るわない結果に、、、😩
う〜む、こうなった場合に残される選択肢は2つ!😠
①このままPTをかけっぱなしにして、入ることを祈る、、、
②今かけている場所を撤去し、新たに開拓をする、、、
選んだ選択肢は、、、
②の開拓❗️❗️❗️❗️😤😤😤
こうして北海道オサ屋の意地で、不眠不休のPT仕掛けが始まったわけなのです!!😭
この時点で24時間以上寝ていないのですがもうひと踏ん張り!!!!💪
空はすっかり明るくなったということで、多産地を移動したであろうマイマイカブリ、、、その動きを予測した場所にそれなりの数を設置!!😓
トラップを仕掛けている途中になかなかいい感じの崖を発見!😋
う〜む、去年本州で行なったオサ堀は確かこんな感じだったな〜って思いつつなんとなく崖をひと堀。。。😙
え、、、、???😀
えーと、君はオオオサムシだよね??まだ9月下旬だよね??😅
いやいやたまたまだよね。なんて思い、横を掘るともう1匹でてきた。。😇
ここから予測するに、少なくともこの産地のオオオサムシは気温に関係なく、越冬に十分な栄養とエリトラが固まり次第に越冬するという仮説が。。。💦
というか他のオサムシもあまり気温関係ないんじゃね??笑🤔
まぁまぁ、今日はオサ堀をしにきたわけではないので、素直に黙々とコップを地面にねじ込んでいく。。。😐
やっとの思い出全てのカップを埋めたところでほとんど夕方!笑😵
さすがに30時間以上も虫取りしてると体も限界を向かえつつあるので、小一時間の睡眠。。。。(疲れすぎてる時って全然寝れないんですよねぇ笑)😪
半覚醒状態でも休憩をとったといいうことで、
最終日のPT&バナトラ徘徊スタート!!!!🤕
めちゃくちゃデカいナメクジ!!笑😲
フクエマイマイは普段こんなのも食べているのでしょうか。。。
さてさて、コップを埋め直したポイントを確認してみますと。。。
オオ〜〜〜!!!✨🤗✨
早速入っているでは、ありませんか!!!😁
なんとここは15カップほどしかかけていませんが、半日で5頭を採集することができました!!この時点で前日の数と同じ!!笑
無事に開拓成功ですね!!👍✨
他のポイントでは、Gくんがなんとフクエマイマイのダブルを!!!すごい!!!😂
一つのカップにこんな巨大な昆虫が複数入っていると圧巻ですね笑!!!😳
この後も、コップ徘徊とルッキングを交互に朝まで行いました笑😵
結果は最後に発表です〜笑😉
最終日
さてさて、森に朝日が差し込み、とうとう最終日です!!最後のコップ徘徊でコップを回収しつつ中をのぞいていると。。。😮
うむ!!😚
最後もかなり良い結果になって大満足!!!👍✨✨
今回採集できた最大級の個体です!!🤗
66mm~67mmくらいあるでしょうか?とてもオサムシの大きさではありませんよね笑😓
さすが世界一!!!プラモデルみたい。。。笑😎
体力もここで完全に尽きてしまいました💦
そんなこんなで福江島での採集はここまで!!G君はもう一泊していくみたいです笑😟
採集中はろくなご飯を食べていなかったので、最後の最後で出航ギリギリにカツ丼を口を火傷しながら食べました笑🤗
さらば福江!!また来る日まで!!👋
マイマイカブリの亜種を一通り採集し終えたらまた来るかもしれません!それくらい充実した採集になりました!!
おっと。。。最後に福岡空港の近くに埋めたコップはというと。。。
ヒメオサムシが4頭ほど入っておりました!!😌
全部メスなので、オスはコップをよじ登って逃げたっぽいですね。。。笑💦
OhomopterusのオスはPTだとなかなか採集しにくいです。。。😔
採集結果
こんな感じで福江島では2泊3日(実質0泊?笑)の遠征が無事に終了しました!!👍
結果。。。
・フクエマイマイカブリ 31頭
・オオサムシ 7頭
・ヒメオサムシ 10頭
・ゴトウヒラタクワガタ 4頭(ちゃっかり😛笑)
と、大満足の結果となりました!!!😄
フクエマイマイカブリはコップで、7割くらい、徘徊とバナトラで3割くらいを採集できました!産地もかなり複数いきましたので、1箇所に採集圧がかからないようにとの配慮をしました!そもそも2泊で1~2箇所ではそこまで多くはとれませんね笑😅
フクエマイマイカブリは3ペアほど、繁殖用に生体のまま、北海道の我が家までお持ち帰りしております!😊
最南端から最北端までご苦労様です💦
考察
フクエマイマイカブリ
フクエマイマイカブリの発生具合的にはG君曰く、例年よりは少なく、羽化後に時間経過した個体が多いとのことです。今年は特に秋の訪れが早かったこともあり、例年の様子ではタイミングは悪くないと思っていましたが、少し遅かったのかもしれません!初日の気温はかなり低く、夜は15度などでしたが、2日目の夜は17度に上がったので、2日目に多く採集できた要因は気温もかなり大きいかもしれませんね!!🤔
さて、採集した雌雄の比率ですが、♂:♀=7:3と行ったところでした!メスは早めに活動停止するのかもですね❗️
僕の予想ですが、フクエマイマイカブリの越冬はどこかに潜るというよりは、物陰でじっとして過ごすのではないかと思っております!😐
オオオサムシ
なんか、越冬採集ができちゃいましたね・・・笑😅
道路を歩いている個体はほとんど鞘翅(エリトラ)がまだ柔らかく、新成虫のオサムシ特有のスカスカした重さ!(見た目にあっていない重さ)で羽化したてといったご様子でした(いわゆるテネラル個体というやつです)!一方越冬していた個体はまだ若干エリトラが柔らかかったものの、ある程度ずっしりした重さでした。ここからわかることは、オオオサムシに関して、羽化後すぐに後食を繰り返し、越冬に十分な栄養を確保でき次第すぐに越冬するということがわかりました!意外と新たな発見??笑😄
ただしこれが他のオサムシである、マイマイカブリやオオルリオサムシにも適用されるか否かは不明です。まぁルリオサを飼育繁殖させている見解からすると、同じく満腹になったら潜る感じはあるのですが、、、🤔
あとオオオサムシのオスはPTを這い上がれるらしく、メスしかPTに入っておりませんでした!そういえば、G君がちょうどあと少しで這い上がりそうなオスを見つけていましたね。。。笑😳
ヒメオサムシ
数はそこまで多ありませんでした。こちらも早めに越冬のため潜ってしまっているのではないかと思われます。やはり福岡で採集した個体よりもオレンジ色が際立っており、素敵でしたね!亜種もそれなりにいるので、コツコツ集めていければと思います。🤗
ゴトウヒラタクワガタ
ちゃっかりバナトラに来ていた個体を採集しておりました笑😆
この時期なのでクワガタはほとんど来ていませんでしたが、オス二頭、メス二頭を確保できましたね!北海道にはヒラタクワガタが生息していないので、これでも十分大きく感じるのですが、どうも中くらいのようです!!恐ろしい。。。💦
さてさて!今回の福江島採集記は以上となります!😄
とても楽しい旅ができたので、G君にも感謝です!🙇
これから北海道は雪が降り積もって半年近くもオサムシ採集ができなくなってしまいますので、北海道のオサ堀をせっせと最近は勤しんでおります!次回はその記事でも載せれればと思います!!💪
-
前の記事
福江島採集記〜フクエマイマイカブリを求めて 前編〜 2020.11.19
-
次の記事
全集中のオサ堀 2020.12.03