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ヒメオオルリオサムシを求めて(南富良野亜種)

ヒメオオルリオサムシを求めて(南富良野亜種)

こんにちは!ユメキです!😀

さてさて、8月も後半に入り、北海道では猛暑が過ぎ去りここ最近は涼しい日々が続いている今日この頃です〜!🥶

今の時期は各地方のアイヌキンオサムシを狙っているのですが、今回は5月末に採集してきたヒメオオルリオサムシの記事をしたためます!😊

ヒメオオルリオサムシとは

ヒメオオルリオサムシ(南富良野亜種)は和名のとおり、オオルリオサムシの中でもかなり小柄な体型をしております。😚

そして分布域も非常に狭く、日高峠~幾寅~落合などの地域に生息しております。またアラメオオルリオサムシ、キタオオルリオサムシ、基亜種などそれなりの亜種と隣接しているため、条線があまり安定していない特徴もあります。局所的ではありますが、ポイントによって多産しているため、それほど難しい亜種ではありません!細かな地域によりかなりカラーバリエーションが違いますので、一言にヒメオオルリオサムシといってもかなり奥が深いのです!!🧐

そんなこんなで今回はヒメオオルリオサムシの全体的な分布域を確認したく、かなり広範囲な地域でかけてきました!😆

南限

この産地はヒメオオルリオサムシの南限にあたる生息地です。過去にオス1頭だけ採集した実績はありますが、とても薄いので貴重なポイントです!

今年もなんとか1頭だけ確保することができました!しかも狙っていたメス‼️✨😊✨

            

これはかなりテンションあがりますな〜‼️😁

カラーと条線はなんともオオルリオサムシの亜種であるサッポロクビナガオサムシっぽいので、なんとも不思議な個体!🤔

一応ヒメオオルリオサムシの範囲ではあるのですが、もしかすると、どこかでサッポロクビナガオサムシとの分布とも接しているのかもしれませんね!⭐️

(左:サッポロクビナガオサムシ 右:ヒメオオルリオサムシ)

ヒメオオルリオサムシなので体格はサッポロクビナガオサムシに比べ小柄なので面白いです❗️

西限

さて、第二のポイント!ここの産地は西限にあたる場所になりますね。ここはおそらく、オオルリオサムシ(富良野型)と隣接している生息域になります。そのため、他の産地よりもカラーは暗色系等になるんですね〜!(富良野型が暗色系等にあたります)🤨

 

さてさて、落ち具合を見て見ますと、、、

うむ!!良いではないか!!😤

それなりの数を確保できたことにより全体のカラバリもなんとなくではありますが、掴むことができました。😏

暗色ばかりかと思ってはおりましたが、豈図らんや、なかなか光沢が強い個体も混じっているのですね!そのバリエーションはどこかオオルリオサムシ勇払移行帯を彷彿とさせてくれます😌

 

東限

さぁさぁドンドン行きましょう!次は東限!かなりの有名産地の林道でして、光沢が強く、カラバリもかなり豊富な産地です!そのかわり大きな狸ことヒグマの多発ポイントでございます〜笑😭

噂通り、生みたてホヤホヤのブツが2つほど林道に転がっておりました。道央、クマ多し!🐻

さ〜、恐怖におののきながら埋めた必死のコップ覗くとだ、、、

 

おひょ〜〜〜!!😳💖

キレイキレイ!!(語彙力皆無)✨✨

非常に良い個体達が落ちていました!やはりかなりのバリエーションがあるようでして、青、緑、赤、紫という見事な別れ方をしておりました!💯

う〜む、感傷に浸りたいところではございますが、次なるポイントへ!!💨

北限

ここからは全くの未知!ほとんど記録などがない北限へ!!😨

ここは一体なんの亜種と隣接しているヒメオオルリとなるのか、そもそもヒメオオルリオサムシなのか?そもそも生息しているのか??😖

いやはや、こういったワクワクが開拓の醍醐味ですね!!苦労しても報われないこともおおいのですが、狙ってとれた時の高揚感はえも言えぬ嬉しさなわけです!💞

さてさて、少々気合いをいれて300近くを2ポイントに分けて埋めたわけでありますが、はたして、、、

 

……

 

…………

 

ぬお〜〜〜〜!!いた〜〜〜〜!!🤯!!

なんだおまえは!!

大きさは普通のオオルリオサムシよりは一回りほど小柄なのかな??いや、あまり変わらない!😊

色は比較的スタンダードカラーの赤にグリーンが乗った色に安定しているっぽい。うむ、今までのヒメオオルリオサムシにはなかったパターン!🤪

条線はというと、ヒメオオルリオサムシの特徴と同じで、安定しておらず、かなりのバラ付きがみえます!特に右個体に関してはアラメオオルリオサムシ感がかなり出ている個体ですね!😁

さて、二つ目のポイントは距離をある程度離してあり、先ほどのポイントの個体とは混じらないであろうポイントへ。。。💨

ムフン!!なんと4匹落ち!!🙄

かなり個体数も多い模様!✨

カラーは西限のような暗色系も混じるけど、先ほどと同じような光沢の強い明るい色の個体もいるので、なんとも不思議な産地!!体格も西限と同じくらいのような体格!👍

うむ!おそらくここがヒメオオルリオサムシの北限なのだろう!!先ほどのポイントは他の亜種への移行帯地域に当たるのではないだろうか?(おそらくアラメオオルリオサムシ)😌

考察

さ〜て、ヒメオオルリオサムシの東西南北をとりあえず、一通り採集に成功したわけではありますが、う〜む、1亜種とはいえ、それぞれの産地によってかなり集団での差があることがわかりました。同じオオルリオサムシの亜種であるシャコタンオオルリオサムシなんかは、地域によってもほとんどカラーや条線が変わらないのですが、ヒメオオルリオサムシの変わりようったら、もうハンパないっすね笑笑🤣

まぁ、それぞれ隣接する亜種や型に似る傾向があると思われます。問題は東限です。この集団は条線、カラーが全くと言っていいほど安定していない笑😥

おそらく各亜種に似たヒメオオルリオサムシの中間点、それがこの産地になるのでしょう、確かに亜種間の中間地点の個体群はカラーや条線が安定しない傾向があるように思います。(オシマルリオサムシ低地個体群しかり。。。)🧐

今回の採集はかなり疲れましたが、結果なんとも不思議で魅力の尽きない亜種ヒメオオルリオサムシの生態を少しはわかることができました!😋

余談

ヒメオオルリオサムシの小ささの比較として、オオルリオサムシの中でも最大級のトヨハマオオルリオサムシを比較してみました!笑🤫

(左:トヨハマオオルリオサムシ 右:ヒメオオルリオサムシ)

なんか2回り以上に大きく思います笑🙄

産地のアベレージでここまでサイズが違ってくるのですから、それもオサムシの魅力のひとつなのでしょう❗️

ヒメオオルリオサムシの産地ではオオルリオサムシだけではなく、エゾマイマイカブリも小型になる傾向があると聞いたことがあるので比較してみました。👍

(左:一般サイズのエゾマイマイカブリ 右:ヒメオオルリ産地のエゾマイマイカブリ)

確かに一回りくらいちいさいのかな??と感じますが、そこまで極端には変わっていないようですね!😒

 

 

さてさて、北海道のオサムシをメインに紹介している当ブログですが、そのなかでも代表格ともなるオオルリオサムシ。。。なんと、今回紹介したヒメオオルリオサムシの記事でオオルリオサムシ全亜種の記事が完成することになります!!✨🍾😆🎉✨

や〜、長かったですね〜笑😅

オオルリオサムシの全亜種を紹介したブログなどなかなかないのではないでしょうか??😉

なにはともあれオサムシの布教に一役かうことができたこと、大変嬉しくおもいます〜💪

それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました!!😄

また次の記事でお会いしましょう〜👍✨