アオオサムシ・シズオカオサムシを求めて~本州遠征編03~
本州遠征編の第三弾!
前回のヒメオサムシ採集を行った翌週の話になります!(よく毎週やるよ笑)😓
先週の薔薇の棘がまだ刺さって痛かったのですが行って来ました!先週にアオオサムシの亜種であるアカオサムシをなんとか確保したので、今回のターゲットは基亜種のアオオサムシです!✨関東には他にも何亜種か生息しているのですが、そちらは後々狙っていきたいと思います〜!!💪
アオオサムシ
さてさて、今回は、毎度おなじみG君とその後輩くんであるE君の3人でいってきました!!😆東京から神奈川県某所まで小一時間程度で到着!何を隠そう私も小学生の頃は神奈川県民でしたので、懐かしさを感じます〜!!☺️(その頃はまだオサムシ屋ではありませんでしたが・・・)
そんなエモい感情にひたりつつもポイントに無事到着!!!🚊
登山靴に履き替えてホリホリスタート!(K君は足袋をはいてた便利そうだったが、北海道だと冷たくて難しそう。。。残念)
早速崖を10分くらいの間崩しているとだ。。。
Carabus insulicola insulicola
あら!!✨😍✨
コロンッとでてきたグリーンのオサムシ!!✨✨
紛れもなくアオオサムシ基亜種!驚いたことにそこそこ綺麗なんだよな〜(北海道オサ屋はアオオサムシを過小評価する傾向がある笑)🤔
とりあえず第一目標達成でありあます!!🤗
さぁ、ここから何頭出せるかが勝負!調子に乗りながら掘り進めていたら、、、、💪
Vespa mandarinia
ホワッ!!!!😱
オオスズメ兄貴!!調子にのって起こしてしまい申し訳ございません!!!!🙏💦
機嫌を損ねない様に優しく土を元に戻しつつ、ホリホリ再開!笑
30分くらい掘った感じだとポツポツとはでるもののなかなかコツがつかめずに苦戦していると、G君が当たりポイントをみつけたらしく、甘えて私もそこらあたりで掘っていると。。。
お〜お〜!!!でてくるでてくる!!!!笑✨✨😭✨✨
どうも土質が関係しているらしく、ある程度粘土質の方が当たりポイントの可能性があるのだとか。。。慣れてないとこんな軟石みたいな場所に入っているなんて思わんよね。。。それにしてもこんな硬い場所をよく掘ったもんだ!😫
さてさて、数も十分得たので、次のターゲットが待つ目的地へ!🚀
シズオカオサムシ
さぁ、もう少し静岡県側へ移動して山の中へ!ここでのターゲットはシズオカオサムシ!👍あとはルイスオサムシなんてヤツもとれるそう!ポイントを探しつつ道なき道を歩いていると、程よい崖のある林道を発見!崖ってどこの林道でもあるわけじゃないからポイント探しに苦労しました!だが、新規ポイントの開拓はオサ屋の醍醐味!😁
そんなわけでチビチビと個体を傷つけない様に掘っていると。。。
Carabus esakii esakii
お!!!でたでた!!この大きさと赤い輝きは間違えなくシズオカオサムシ!😍
う〜む!なかなか好みの色合いで、北海道では見かけない種類!興奮しますな〜!
程なくしてこいつも出てきました!
Carabus(Ohomopterus) lewisianus lewisianus
ルイスオサムシ!小さい!!笑笑
北海道だとヒメクロオサムシと同じ大きさと言ったところでしょうか!なんともゴミムシの方がまだ大きい。。。笑
ここではシズオカオサムシ1に対してルイスオサムシ5くらいの割合でルイスオサムシの方が優勢でしたね。なんでもトラップをかけたらすごい量が落ちるとか。。。関東オサ屋さんがオサ掘りをメインにするのは、わざわざPT仕掛けなくても掘りで十分に数を稼げるからなんですね笑
掘りの最後にはこんな珍客も!
Damaster blaptoides oxuroides
ヒメマイマイカブリ!
この産地では割とレアらしいですね!というか崖から出ること自体なかなかレアらしいです!いや〜恵まれた採集になりました!
まとめ
今回の記事は時間的に少し余裕が取れてるので少しだけまとめです!
アオオサムシ〈Carabus insulicola insulicola〉
関東のオサムシといえばアオオサムシ!その基亜種である今回の個体群は、光沢が比較的強くでていました。しかしながら、個体差がそこそこ大きく、7割くらいは鈍いグリーンで、3割はそこそこいい色をしていましたね。ミミズ色なので、場所の制限はあまりない様にかんじます。(まぁルリオサやキンオサに比べればなのですが、、、)越冬場所はかなり粘土質な土から出て来ました。好みの越冬場所をかなり選んでいるらしく、密度は場所によっては3振りすれば1頭くらいのペースででてきました。北海道ではなかなか崖を掘る機会はないので、春にオサ堀で札幌に移入してきたアオオサムシを採集したいと思っています!
シズオカオサムシ〈Carabus esakii esakii〉
赤色が特徴的な中型のオサムシです!シズオカオサムシは2亜種に別れており、ニシシズオカオサムシというのが生息しています!ぜひいつか採集しにいきたいですね〜。。。さて環境は比較的感想した場所からでもいることができました。アオオサムシほど密集はしていませんでしたが、少ないわけではないようですね。産地によって光沢度が変わってくるようで、僕が今回採集した場所では、まだ燻んだ赤だそうです。
ルイスオサムシ〈Carabus(Ohomopterus) lewisianus lewisianus〉.
赤銅色をした小柄なオサムシです。北海道には似た形状のオサムシは生息しておらず、どちらかといえば海外のオサムシで似た種類がいたりします。こちらも2亜種に分化しており、アワカズサオサムシ(ルリスオサの亜種)は千葉県南部に生息しているという、ちょっと分布が面白いことになっていたりします。堀でも十分な量がでるので、活動シーズンにコップをかければエライことになるのでしょう。。。色彩変異が少ない確率ながらあるようで、場所によってはグリーンになったりもするようですね!
ヒメマイマイカブリ〈Damaster blaptoides oxuroides〉
今回だしたヒメマイマイカブリは以前採集した個体よりも大柄でしたね。それもそのはずで、どちらかというとモンローマイマイとかに近い産地なので少し大型になる様です。
なんかここの産地にしては赤みが強すぎる気がする。。。もしかしたら、他の産地ラベルと混ざっちゃった!?いやいや、ちゃんと仕分けはしてあるのでそれはないか。。。
う〜む、ヒメカブリにしては何かとイレギュラーな個体でしたね^^;
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