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ミヤママイマイカブリを求めて~本州遠征編04~

ミヤママイマイカブリを求めて~本州遠征編04~

いやはや、世間はコロナで大騒ぎなので、人ごみを避けるためにも早くフィールドに行きたい今日この頃です〜!😇

さて、本州遠征編の第4弾はミヤママイマイカブリをターゲットに行ってまいりました。✨このブログを以前から読んでいただけている方ならわかるかもしれませんが、実は2019年の1月にも栃木県にてミヤママイマイカブリを採集しております。では、何故今回も同じターゲットなのか。。。それは大当たりの集団越冬を拝みたいからです!!前回の採集では、自分が集団越冬で出した数は10頭未満だったはずなので、これでは小規模の集団越冬です。😅(今回は採集場所が長野県なのでラベル的にも欲しかったりします)

そんなこんなで、今回も関東のマイマイカブリといえば、この人であるSさんと、毎度おなじみの同い年オサ屋であるG君の3人で行ってきました!💪🌟

早朝6時に埼玉の某駅に集合し、そこから約3時間ほど掛けて現地到着〜!😪

う〜む!! 綺麗な山々で感動!! 北海道の日高山脈と肩を並べる美しさですね!!

さてさて、そんなこんなでオサ堀開始!皆思い思いの場所へ向かう。河川敷、やはりイバラが多少はあるものの、前回ほどではないので多少マシでしたね笑👌

 

採集

適当な部分がれを割っているとだ。。。

[Damaster blaptoides cyanostola]

お!!お久しぶりです〜笑!!!😊

う〜む、やはりミヤママイマイカブリはこのブルーがいい具合だよね〜。さてさて、もう少し掘るか〜✨

「パキン!!☠️」

[Katai Kuchikide Oretanus]

・・・・・・・・マジか。生まれて初めて手鍬を折ってしまった。😨

うぐ〜幸先がわるい。。。そんなこんなでここのポイントは強制終了〜笑

 

戻ってみると、皆それほど振るわなかったようだったのだが、アオオサムシを取っていた。。。。え?そんなのいなったよ??笑😭

なんでもこの産地はシナノアオオサムシという亜種になるらしい。うぐ〜次のポイントに期待!そしてなんとSさんからほぼ新品の手鍬を頂戴することになった!うひょ〜!!ありがたい〜〜〜!!!!😁

 

さてとだ。。。新しい武器に装着し直して、次のポイントへ。ここは以前まではそれほど取れない場所だったのだが、試しにやってみようとのことで入林!

う〜む、、、

[Damaster blaptoides cyanostola]

いるね〜!!ただ安易に手を出すとスズメバチ先輩に一撃食らうトラップ。。。🧐

なんとかもう少し数を稼ぎたいのだが。。。

すると乾燥している根返りが。。。まさかこんなのにいねぇーよな、なんて思いながらくずしているとだ。。。。

 

[Damaster blaptoides cyanostola]

ほわ〜〜〜〜〜〜!!!!😂

集団越冬だ〜〜〜〜!!!!!!!!✨✨✨

しかも今まで経験したことない規模!!

 

うむ!奥から次々と。。。そんなこんなで車からもってきたポチ袋では全く収まらなかったので、服のチャック付きポッケのなかに。。。当分匂いは残りそうだ笑😑

そこにG君が登場して一緒に採集笑

さすがにこんなに一人では持て余してしまうので、山分け!^^

 

マイマイカブリはお腹いっぱいになったので終了!Sさんとも合流し次なるポイントへ!

やはり皆さんここではかなり稼げたようなので、次は山に絞ってうろちょろ。。。

適当な林へ突入!!樹皮をペリペリめくっていると、、、

[Carabus (Euleptocarabus) porrecticollis porrecticol]

おお〜!!アキタクロナガオサムシ!通称アキクロ!!なかなか美麗な種類なので、嬉しい!!^^

 

道路脇の高さ30cmの段差を崩したら、、、

[Carabus (Ohomopterus) insulicola shinano]

やっと出てきてくれた〜〜シナノアオオサムシ!!やっぱり綺麗だな〜〜〜〜!!!!😃

これでアオオサ亜種も無事に追加!!崖掘りは段々と上達してきたので北海道で活かしていきたいですな〜^^

 

 

[Damaster blaptoides cyanostola]

他にも少ないながらミヤママイマイカブリもちゃんとでました!うむ!見事な個体だよね!😁

さぁ、時間も迫ってきたし成果も上々なので本日はこれにて終了〜!!

いやはや、遠くまで運転してくださったSさん、ほんとありがとうございました!!

もし北海道来ることがあれば僕がバリバリ運転します〜^^

 

 

考察

さて、今回は採集考察していきたいのですが、マイマイカブリは何故集団越冬するのでしょうか。今回は新しい砂地の根返りから大規模な集団が当たりました。では何故マイマイカブリはピンポイントでそこに集まるのでしょう?何故同じ場所に同じ種類だけが密集するのでしょうか?

他の昆虫を見てみるとテントウムシは集団越冬の代表格です。彼らは密集することで温度と湿度を維持していると言われています。

マイマイカブリもおそらく同じ理由だと思われます。冬の乾燥を防ぐために彼らは集まるのでしょう。しかし単独で越冬している個体もいることは確かで、必須条件にはなっていないはずです。単独で越冬する個体も朽木に自ら作った部屋で越冬することで湿度を保っているのでしょう。そう考えると集団越冬はマイマイカブリたちにとって部屋をわざわざ作らなくて済むから簡易的なのかな?という感じですね。

面白いことに、北海道のオサムシは集団越冬をしないことになっています。そもそもオサムシ全体の個体数が少ないこともあるでしょうが、何回もオサ堀をしていて未だに出会ったことがありません。おそらくですが、彼らが集団で湿度を保ったところで北海道の寒さでは湿度を保てなく冬を乗り切れないのではないかと考えます。自ら個室を作った方がおそらく湿度を保てるのでしょう。(あくまで個人の見解ですが。。。)

うーむ、しかしながらとある情報源によりますとエゾマイマイカブリの集団越冬に出会ったという話もあったりなかったり。

今後も北海道での苦行オサ堀の課題は多いみたいですね!笑

では本日はこんなところで〜!