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シャコタンオオルリオサムシの条線変化

シャコタンオオルリオサムシの条線変化

ルリオサシーズンも終了し、いよいよアイヌキンオサムシも活発になる。。。と同時に猛暑もやってくる今日この頃です〜💦

さてさて今回はオオルリオサムシ基亜種から亜種であるシャコタンオオルリオサムシになっていく過程の条線変化がどんなものかを探ってみました!(かなりマニアック🙄)

ご存知の通りオサムシという昆虫は空が飛べないため、大きな川や山で分断されてしまうとそれぞれ独自の形態変化をするのです!変化が特に大きく顕著であれば亜種に昇格できるわけですね〜!

シャコタンオオルリオサムシの特徴として鞘翅の条線が細かなブツ切りになる傾向があります。基亜種の条線は上の方が少し長めにつながっていて下に向かうにつれてブツ切りになりますね!その変化を市町村ごとでオオルリオサムシを採集することにより変化を確かめていくのです〜!☺️

ちなみに以前シャコタンオオルリを採集した記事はこちらです!

積丹

5月上旬にシャコタンオオルリオサムシ実績ポイントへ!!

ここは安定して採集できているのですが、やはり落ちているのを確認するまではドキドキするのがオサムシをやっていて飽きないところ!

carabus(gehinii)shimizui

うむ!今年も無事に採集できました!

この条線の途切れた感じがシャコタンオオルリオサムシの最大の特徴!カラーは安定しており、赤ベースにグリーンが少し混じるような典型的カラーです!

ここからが本番!北上しながら新規開拓した箇所を巡っていきます!全部で4箇所!(積丹北部・古平・余市・小樽)

積丹北部

あまりいい環境が見つからず適当にポツポツと埋めたところを。。。虚無しか入っていない。

僕のは全滅しましたが、なんと同行者が2頭確保!今回は条線変化を見るのが目的なので自分が落とさなくてもいいのです😭

carabus(gehinii)shimizui

ありがたく写真を撮らせていただきました!

下個体は如何にもシャコタンオオルリオサムシって感じですが、上個体がどうも異彩を放っていますね!寿都などに生息している月越型などに似ている気もします!

そこからは残念なことに古平・余市が撃沈…意外とのこの辺りのポイントは厳しいです💦

小樽

さて、最後のポイントである小樽市、ここのオオルリオサムシはマニアの中ではかなり珍品扱いになっており、僕も初の挑戦です!

あまり納得のいく環境がないなか、ここならいるかも??という環境にかけた50個のカップを覗くと。。。

carabus(gehinii)gehinii

お!!小樽産オオルリオサムシ!!!☺️

条線が繋がり気味で、キタオオルリの流れを感じます!条線の前胸側が途切れている積丹の面影を残す個体もいます。

carabus(gehinii)gehinii
carabus(gehinii)gehinii

実に面白い個体群!!オサムシマニアにはたまらない代物なきがしますね笑💗

小樽産の特徴としては、とにかくメスがでかい!!!笑🤔

carabus(gehinii)gehinii 小樽産

隣接する札幌産や積丹〜余市産などは大型化しないのに、不思議ですね!どちらかというと体型に関しては月越型に近いように感じます。

carabus(gehinii)toyohamaensis 月越型

う〜む、今回の採集はオオルリオサムシの魅力をさらに感じることができるものになりました!!✌️

では次回の記事をお楽しみに〜☺️