もっと見たいオサムシの秘密
札幌は紅葉が色づき始め、こんな虫も飛んで行くる季節となりました^^
[トドノネオオワタムシ(Prociphilus oriens) 札幌市]
北海道では「ユキムシ」の相性で、広く一般的に知られている虫でございます〜!!(アブラムシの仲間だったり〜)
こいつが賑わってくると、初雪も近いのかな〜なんて思わせる、冬の知らせを伝える虫ですね〜。まぁ、実際にこやつがそこら中に飛んでいると、粉雪が舞っているかのようでわからんでもないけども・・・。😅
(もう虫の季節も終わってしまうのですね〜💔)
さてさて、今回は私がヤマダ電機さんで買ってきた道具でオサムシを観察&解説して見たいと思います!!
テレテレッテレーー!!
「ナノキャプチャ〜〜〜〜!!!✨✨」
まぁ、デジタル顕微鏡でございます・・・。^^;
6千円でなかなか良い買い物ができたのではないかな〜?
なぜ、顕微鏡を買ったのかというと、日頃オサムシを観察している際に、オサムシの美しいエリトラを眺めていると、キラキラの奥にかすかな窪みがあったりするわけです、常々私はこの窪みなどをもっと拡大して見てみたい!!と思っていましたが、いかんせんネットサーフィンや図鑑を見ても資料がない。。。(日本産オサムシ図説はお高いのでまだ手に入れておりませぬ^^;)
と、、、いうわけで、
前振りが長くなってしまいましたが、
早速!!オサムシのエリトラの魅力を探っていきたいと思います!!!✌
まずは、オシマルリオサムシのエリトラから!!!
う〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!美しい!!!!!✨✨✨✨✨
グリーン、レッド、ブルーの色合いを見ていただきましたが、実にお見事!!
まさに宝石の如し!!
気が付いた点でいうと、青の中にも1割も満たないくらいで所々にグリーンが入っていたりすること、これは構造色の厚みによって変化するのかな??なんかで読んだ記憶では、鞘翅が薄いと青くなり、厚くなるにつれて緑、赤に変わるとのこと、、、なるほど。🧐
後ほど、他種類のオサムシのエリトラを見ていただきますが、オオルリオサムシのエリトラは凹凸の木目が細かい特徴があり、これが絶妙な輝きの反射具合になっているのですね〜〜。😊
それではお次は、オオルリオサムシ勇払移行帯(黒)
ほ〜〜〜〜!!!これは、またなんと!!!!😂
黒といっても非常に美しい輝きではありませんこと!!
黒の中に所々、金色が混ざり込んで、水墨画の雰囲気をただ酔わせています〜
さてさて、お次は、ヒメオオルリオサムシちゃん!小柄なのが特徴!!
紫に輝く構造色を綺麗ですが、何と言っても条線がなんとも不思議な形!!🤨
うーん、アラメオオルリオサムシなんかと近い場所なのでこんな感じになるのかな??
さすが亜種といったところでしょうか。。。
では、ここからは他のオサムシです!まずはコルベキンオサムシ!
肉眼でも多少わかりますが、やはり、凸凹が大きいのが特徴的ですね〜!(さらに奥に細かな波模様があるのは知らなかった・・・)
条線なんかもオオルリオサムシの起伏とは若干違いそうです。
それでは、最後にコブスジアカガネオサムシです!
ほほう!!!これはまた違う窪みが!!
五角形のような形が並んでいるように見えますね!条線の起伏はコルベキンに近いのかな?
オサムシの構造色は種類によってここまで違うのですな〜。ちなみに今回紹介しました、オシマルリオサムシ、オオルリオサムシ、コルベキンオサムシ(アイヌキンオサムシ)、コブススジアカガネオサムシはすべて北海道固有種、つまり、、、、
世界で北海道にしか生息していないオサムシ達なのです!!いや〜北海道の宝ですね〜!!✨✨✨✨✨
本州の方のオサムシ美麗種である、アオオサムシや、対馬特産のツシマカブリモドキなんかの構造色もぜひ観察して見たいものです^^
それでは、最後に今週見つけた虫としてこの子を紹介して本日は終わりたいと思います!!
[ヒメヤママユ(Saturnia jonasii) 札幌]
蛾はあまり詳しくないのですが、北海道亜種に当たるのでしょうね!
シックな感じでとても好みです!
それでは、本日はこの辺で終えたいと思います!読んでいただきありがとうございます!!
また次回もお楽しみに〜^^