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オシマルリオサムシ(Damaster munakatai munakatai )飼育記録2

オシマルリオサムシ(Damaster munakatai munakatai )飼育記録2

初夏に通っていた島牧付近の漁港にどうも森のクマちゃんが出没しているようですね〜😨

まぁ、トラップのコップを埋める際にもクマの糞があったり、茂みからガサゴソする音がしていましたし、そこまで驚きはしませんが、村民の方々の無事を祈るばかりです。。。(北海道の森に入る際にはクマ鈴や笛を忘れずに!!!)

さて、第二弾となる飼育記録です!前回は4号くんまで紹介しましたのでその続きから。羽化順の個体を紹介していきます!!

まずは、5号くん!

[オシマルリオサムシ低地帯♂(Damaster munakatai munakatai ) NO.05  6/2孵化〜8/11羽化]

いや〜!初めての羽化不全です!!😭

鞘翅の変形のみならず、どうやら脚も変形してしまい、うまく歩けていませんでした。羽化不全の個体はあまり長生きしないという定説通り、カタツムリをあげておりましたが、二週間ほどでお亡くなりになってしまいました。。。😰

足の変形により、展脚はかなり難易度高めでしたが、それでもしっかりと構造色は出ておりますので、標本として今後も楽しみたいです!

まとめで語りますが、この個体に関しては、どうも不全になってしまった原因がある程度特定できそうです。

 

続いて6号ちゃん!

[オシマルリオサムシ低地帯♀(Damaster munakatai munakatai ) NO.06  6/2孵化〜8/18羽化]

うーーーーん、、、二連続の羽化不全!!!???

何故連続でこんなことが起きてしまったのだろうか??この子は鞘翅の未発達の他にも歩行も後食もできませんでした😨

オサブリーダーたる者、不全の個体が出てしまったのは全てブリーダーの管理不足が要因につながるので、責任を持って最後の時まで飼育してあげています。

しかし、うーーん、どのみち寿命が長くないので、早めに自分で楽にするという方もいるそうです。ですが、私は今まで愛情込めて育ててきた子が必死で生きようとしているのだから、それをできる限りサポートしていきたいという思いがあり、寿命までお世話をする道を選びました。。。(これも私のエゴなのでしょうが…..)

少し暗い話題になってしましたが、これを教訓に、新たな発見があるのも事実で、それをできるだけ周知させることが大切だと思うのです!!!

 

さてさて、お次は、7号ちゃん!

[オシマルリオサムシ低地帯♀(Damaster munakatai munakatai ) NO.07  6/8孵化〜8/23羽化]

見事なオールグリーン!!!💓

少しだけ、鞘翅に隙間が見られるけど、いきていく上ではそんなに影響はないでしょう^^

この個体は、なんと羽化の動画撮影に成功しました!(また違う記事で紹介します!)

オサムシ全般の羽化動画はなかなか巷には出回っていないようだったので、かなり貴重な資料になると思います!(画像などでは様々なツールで紹介されている)

 

さて、本日のフィナーレを飾る8号ちゃん!

[オシマルリオサムシ低地帯♀(Damaster munakatai munakatai ) NO.08  7/3孵化〜8/26羽化]

ぬお〜〜〜〜〜〜!!!!美しい〜〜〜〜〜〜!!!!!

えもいえぬ美しさ。。。ブルーからエメラルドにかけてのグラデーションがお見事な個体!条線が今までのパターン(前回の1号〜4号)よりも、明らかに細かいことから父親が違うと予想します

オオルリオサムシの基亜種と比べると、いかにオシマルリの条線が特徴的なのかが一目瞭然ですね。

さてさて、本日の個体紹介はこの辺で終わりたいと思います!^^

 

最後に、羽化不全の原因について少し触れて終わりたいと思います!

今回不全になってしまった大きな要因は、温度と容器の二つに鍵があると思っております。というのも、7月下旬から8月上旬にかけて私が住む札幌では、30度を超える真夏日になりました。当然、室温30~35度ですので、その気温が前蛹〜蛹化に当たってしまうと、羽化不全になる確率がグンと上がると思われます。ですので、真夏日の前に羽化した個体や、8月下旬に羽化した個体では、それほど目立った不全はありませんでした。

容器に関しましても、厚さがある容器には熱が逃げにくいため、これも大きな要因になると思います。私は今のところ2種類のプラスチック容器を使用しておりまして、Aは幅と厚みがあり、Bは薄いです。不全が起こった容器は全てAの厚みがある方でした。(ルリオサとオシマルリで4個体ほど)

一方Bの容器では大きな不全は今のところありません。不全が続くようになってから、Aにいた幼虫と蛹は全て Bの容器に移し替えました。

今回の不全の原因と思われる要因です

・前蛹もしくは蛹化期間に室温が30度以上になってしまった。

・飼育容器の保温性により、高温状態が続いて羽化不全になってしまった。

(これはあくまでも個人の見解ですので、必ずこの結界になるとは限りません。)

この反省を活かして、来年のブリードでは不全率を下げることができれば思います。もちろん不全の要因がこの二つのみではありません。ですが、温度と不全にはかなり密接な関係があると思います。

 

では、今回はこの辺りで終えたいと思います!読んでくださりありがとうございました!次回の記事も読んでくだされば幸いです!!